まだ嬉しい

マダムオリーブ

2008年10月29日 09:04

友人の大学合格の喜びが、じわじわ、ひたひた、私を満たしていく。

何だろう? この感覚は…。


何で私がこんなに嬉しいんだろう、と、自分でもちょっと意外なほど。

でも、素直にうれしい自分がまた、うれしい。


彼女とは、子どもが小学校に入ったときからのおつきあい。


子どものことや、家族のこと、自分のこと…、その時々の「自分が感じてること」を、

お互いに話し合ってきた。

と言っても、いつも一緒、というわけではなく、お互いそれぞれ仲のいい友人がいる。

2週間に1度の私たちの「お習字」の時間。

だいたいいつも、筆を握っている時間よりも、話してる時間のほうが長い


でも、子育て中の私たちには、その時間は何にも代えがたい貴重な時間。


「今日もわたし、●●を学校まで送らされてん。このごろ、毎朝、ギリギリまで寝てるから、結局間に合わなくて学校まで送るねんけど、もーー、頭にきて、学校つくまで罵倒しっぱなし! 腹立って、腹立って!」

「あらあら、かわいそうに」

「かわいそうやけど、いい加減にして欲しいわ。こんなことしてたら、この子がダメになるんちゃうかとか思うし」

「やらへんほうがいいと思いながらやってるんやね」

「そう。仕事でもしてたら、子どもも最初からあきらめて頼まへんと思うけど、どうせ家にいるやん、とか思ってるやろし、あ~腹たつ」

↑ ↑ ↑

こうやって書くと、突っ込みどころ満載ですな

子どもに腹立てて、そんな子どもにした自分を責めて、その痛みを子どもにぶつけてましたな。

息子よ、すまんかった

母が未熟であった。

しかし、そのおかげでいっぱい学ぶことができた。


「何がどうしてどうなったのか。その時自分はどう思ったのか」を話すことで、

「じゃあ、どうしたらいいの?」と、なり、

「ああ、そうか」となるのです。


彼女とは、そんな時間を共有していました。

いいことも、悪いことも、安心して話せる場。



そのうち、私たちの関心は、「子ども」から「自分」へ移り、

それぞれが試行錯誤を繰り返し、そのつど報告しあい、励ましあってきました。


そうだ!

だから、こんなにうれしいんだ!

「彼女の」成功ではなく、「私たちの」成功だと感じているのだ!

自分が頑張ったことも、彼女が頑張ったことも、同じようにうれしい。


私のサロンオリーブの原点は、こんな仲間との12年におよぶ「アウトプットの歴史」なのかもしれないな、と思うのです。

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